このお酒、まだ売れる?まだ飲める?お酒の賞味期限について

「お酒を買取してもらいたい」と思った時、ふと気になることが出てくると思います。
それが、賞味期限です。

お酒は食品に分類されていますし、当然保管の仕方によっては激しく劣化が進みます。
ここではお酒と賞味期限の関係、そして賞味期限のあるお酒は買取してもらえるのか考えていきましょう。

お酒には賞味期限があるものと無いものがある

基本的にお酒には、賞味期限のあるものと無いものの二種類が存在しています。
まず、基礎知識としてアルコール度数がある一定数ある場合、細菌が瓶内で死滅してしまうため繁殖することができなくなります。

賞味期限がないお酒
アルコールに加えてポリフェノールや有機酸などが含まれているため、瓶内で細菌が存在していない状態
ワイン
ウイスキー
焼酎

もちろんワインも例外はありますが、こういったお酒は開栓した後に細菌が付着すると劣化が進むため、未開封は賞味期限が無いと考えて良いでしょう。

賞味期限があるお酒
アルコール度数が低く何らかの反応で細菌が繁殖しやすくなる
ビール
チューハイ
一部の日本酒

賞味期限があるお酒

まずは、賞味期限があるお酒について簡単に説明していきます。

ビール

前述したようにビールは、アルコール度数が低く、10%以下が基本になっています。
特に日本で売られているビールのほとんどはアルコール度数が低いピルスナータイプですし、細菌繁殖の恐れや劣化してからの飲酒を防ぐために10ヶ月以内が大抵賞味期限とされています。

ただし、ビールの中にも熟成をすることを目的としたアルコール度数、またはさまざまな成分が含まれているタイプもあります。

上面発酵のビールなどはアルコール度数が10%を超えるものもあるので、賞味期限が設定されていないことがあります。
それでも味わいが劣化してしまうので、早く売ってしまった方が良いでしょう。

日本酒

日本酒に賞味期限がある、ということが言われていますが、なかなか難しいところです。
例えば、10%以下のアルコールで火入れをしていない純米酒だった場合は賞味期限が設定されていることがあります。

一方、火入れといって長期保存ができるように殺菌加工をしたものもありますので、そちらは比較的長く飲むことができます。
醸造用アルコールが添加されているものであれば、さらに長く持つでしょう。

ただし、日本酒はアルコール度数が15%を超えますし、賞味期限がそこまであると言いにくいアイテムです。
さらに、数年から数十年熟成させる古酒も存在しているため、飲めないことはない、というところが本音です。

仮に賞味期限が設定されていたら、それは味わいが劣化してしまうという合図だと考えられます。

生仕立ての日本酒であれば、1年以上放置すると腐るのではなく、液中に成分が反応してイオウっぽい香りや褐色化してしまい、本来の味わいではなくなるということです。腐っているわけではありませんが、商品価値が無くなってしまえばやはり同等の扱いになってしまうと考えられるでしょう。

賞味期限がないお酒

次に、賞味期限が無いお酒について考えていきましょう。

ワイン

先ほどもお伝えしましたが、ワインには賞味期限はありません。

赤ワインの場合、アルコール度数が高いこととポリフェノールに殺菌作用があるため、細菌が瓶中で生きて行くことができない状態になっています。

そのため、10年、20年と熟成させることができますし、100年前のワインも飲むことができるのです。
白ワインに関しても、フェノールは少しだけは入っていますが酸度が高いことが殺菌作用に寄与しています。

そもそも、ワインは賞味期限というよりは飲み頃といったところで価格が左右されてしまうので、古ければ良いという発想も少し違います。
とりあえず、ワインには賞味期限は無いということを覚えておきましょう。

ウイスキー

ウイスキーはさまざまな成分が含まれているので、細菌が増えにくい状態にありますが、なんといってもアルコール度数の高さです。
45度を超えるものがほとんどですし、細菌などが生きていける環境ではありません。

また、樽熟成を経ているためポリフェノールも少々含まれています。
ウイスキーに関しても、50年ものとか60年ものなど、長期間保存されていた原酒が使われているので賞味期限が存在していない、ということが分かります。

ブランデー

ブランデーはワインを蒸留しているものであり、こちらもアルコール度数が40度以上のお酒です。
ウイスキーのところで説明した状況と同じように、細菌が生きていける環境ではないため、賞味期限は存在しないと考えることができるでしょう。

焼酎

焼酎は、蒸留酒でありアルコール度数が低いアイテムです。
原酒に加水しているとはいえ25度以上はありますし、成分が多い本格焼酎もアルコール度数の高さから細菌は生きていけません。

甲類焼酎は、何度も蒸留して味わいをシンプルにしており、こちらも細菌のエサなるような成分すら無くなっていきます。
つまり 焼酎にも賞味期限は無いということなのです。

賞味期限があるお酒は買取業者に買取してもらえない場合もある

酒買取業者では、賞味期限があるお酒は買取してもらえないことがあります。

もちろん、賞味期限が過ぎてしまったものは売り物にならないので不可ですが、賞味期限があると保管にも気を使いますし、売れ残った時に処分しなければなりません。
在庫を抱えるリスクがあるということですね。

業者によってはビールやチューハイ、生の日本酒などを買取してくれる場所がありますが、賞味期限が近いアイテムは要相談です。

ネットなどで情報公開をしている業者を探し、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか。